開催案内

総長挨拶

総合技術研究会の開会あいさつ

九州大学総長
久保千春

  この度、九州大学において「総合技術研究会2019 九州大学」を開催する運びとなりました。総合技術研究会は全国の大学法人、独立行政法人の研究機関、国立高等専門学校機構に所属する技術職員が職務遂行上有益な知識を取得すること、及び意識の啓発と資質の向上を図ることを目的とした全国規模の技術研究会として、一千人規模で隔年開催されています。

  今回のような全国規模の技術研究会は九州大学において初めての開催であります。九州大学の技術職員が全学規模で自ら研究会の開催準備と運営を行います。

  九州大学は創立百周年を機に、新たな百年に向けて「躍進百大」、すなわち、全ての分野において世界のトップ百大学に躍進するというスローガンを掲げ、「自律的に改革を続け、教育の質を国際的に保証するとともに、常に未来の課題に挑戦する活力に満ちた最高水準の研究教育拠点となる。」という基本理念としています。2015年に「九州大学アクションプラン2015-2020」を策定し、平成30年9月末には伊都キャンパスへの移転も完了しました。教職員・学生が一丸となり、さらなる飛躍・発展を目指しているところです。

  また、平成30年4月に学則を変更し、学部、学府、研究院、附置研究所等の単位で技術部を置くことが可能となりました。これにより、スキル向上や知識習得による人材育成、効率的な人員配置などを組織的かつ計画的に実施することが可能となりました。この総合技術研究会を本学で開催することで九州大学の教育・研究に必要な技術の基盤強化がさらに図られるものと確信しております。

  総合技術研究会においては全国から様々な分野の技術職員が参加者することとなっていますが、この研究会を通じて専門的技術の共有と各機関の枠を越えた、技術職員相互の技術交流が大いに進むことを期待しております。

  総合技術研究会が皆さまにとって、有意義な研究会となることを祈念いたします。

実行委員長挨拶

「総合技術研究会2019 九州大学」開催にあたって

総合技術研究会2019 九州大学
実行委員長 佐藤誠樹

  技術研究会は1976年に開催された分子科学研究所技術研究会が始まりとされており、核融合科学研究所、高エネルギー加速器研究機構を含めた3研究所により持ち回りで開催されてきました。現在、技術研究会は3研究所と大学の隔年開催となっており、大学開催の技術研究会は「総合技術研究会」の名称で開催されています。

  「総合技術研究会」は全国の大学・高等専門学校及び大学共同利用機関に所属する教室系技術職員が職務遂行上有益な知識を取得すること、及び意識の啓発と資質の向上を図ることを目的とした全国規模の技術研究会であり、技術職員の交流等を通じて専門的技術の共有と探求の場として活用されています。

  近年における科学技術の発展と共に、研究や技術開発が一つの専門分野のみで完遂することは極めて稀であり、他分野の知識・技術を持つ研究者、技術者との協力・連携は不可欠となっています。そのために、技術職員には高い専門知識・技術のみならず、より広範囲な知識と技術を身に着けることが求められています。

  「総合技術研究会2019 九州大学」は今までの各校開催実績を踏襲し、12分野と多岐に亘る専門分野を設けており、広範囲な知識と技術に触れることができる絶好の機会と言えます。本研究会に参加される技術職員の皆様方には、是非この機会を有効的に活用していただき、専門分野での技術交流による技術の向上・研鑽と共に、専門分野の垣根を越えた交流、意見交換等を積極的に行っていただきたいと思っています。

  本技術研究会では防災意識の啓発を目的とした被災機関所属の技術職員の方々による招待講演を企画いたしました。この企画が全国の教育・研究機関における防災・減災の取り組みの一助となれば幸いです。さらに、森田浩介教授による特別講演「新元素の探索」を通して、日常業務に忙殺され、失いがちな新しい「もの」への興味・チャレンジ精神を思い起こす一つの機会となればと思っています。

  最後に、「総合技術研究会2019 九州大学」の開催にあたり、ご協力いただきました、全ての関係者の皆様方に深く感謝申し上げます。実行委員一同、この技術研究会が全国の技術職員間の連携と技術交流を深める場となることを切に願っています。

開催概要

開催日時
2019年3月6日(水),7日(木),8日(金)
開催場所
九州大学 伊都キャンパス(福岡県福岡市西区元岡744)
特別講演
「新元素の探索」 森田 浩介 理学研究院教授
特別企画
安全衛生技術講演会
技術交流会・見学会
・化学実験実習技術交流会
・ナノテクノロジー技術交流会
・機械工作技術及びガラス工作技術交流会
・芸術工学部見学会
・国際宇宙天気科学・教育センター見学会 1班(14:00〜)
・国際宇宙天気科学・教育センター見学会 2班(15:00〜)
・筑紫キャンパス分析機器見学会
・附属農場見学会
・附属演習林見学会
・佐賀県立九州シンクロトロン光研究センター見学会
・大型実験施設・設備見学会
大会参加費
「発表参加」「聴講参加」共通
事前登録 3,000円(税込)
当日払い 4,000円(税込)
(事前登録の場合、お支払いは郵便振込となります。振込手数料は各機関でのご負担をお願いします)
※お支払完了後にキャンセルをされても、原則返金はいたしませんのでご了承ください。

各申込のスケジュール

2018/10/15
発表参加(口頭・ポスター)の登録開始
聴講参加の登録開始
2018/11/28
2018/12/5 延長しました
発表参加(口頭・ポスター)の登録締切
発表予稿(口頭・ポスター)の投稿締切
2019/1/31
聴講参加の登録締切
参加費の支払い締切
情報交換会の参加申込締切
技術交流会・見学会参加締切

開催分野

1.機械・材料系,製作技術分野

機械工学、材料工学、教育・研究用実験装置の開発・設計・製作 他

2.特殊・大型実験,自然観測技術分野

真空・放射線・高圧・高電圧、電磁石等、装置開発・維持管理、施設運用、地震・火山・海洋・天文等、水素利用 他

3.電気・電子・通信系技術分野

電力、回路、半導体、信号処理、制御、計測、データ処理・記録、メカトロニクス、ロボット、通信 他

4.極低温技術分野

低温実験、低温実験装置、低温材料、高圧ガス、液化システム、超伝導技術 他

5.情報系技術分野

アプリケーション開発、データベース、ネットワーク、システム管理、CG、セキュリティ、認証、人工知能、ウェブデザイン 他

6.生物・農林水産系技術分野

生物学、農学、林学、水産学、畜産学、栽培・生産、食育 他

7.生命科学技術分野

医学、歯学、薬学、保健、医系実験 他

8.分析・評価技術分野

機器分析、化学、物性、ナノテク、メカニズム 他

9.実験・実習技術分野

実験・実習・演習技術教育、ものづくり学習、課外活動 他

10.建築・土木・資源系技術分野

建築学、土木工学、自然災害、防災、環境工学、調査 他

11.施設管理・安全衛生管理技術分野

施設整備、施設維持管理、施設内省エネルギー対策、安全衛生管理、作業環境測定、特別管理産業廃棄物管理、化学物質・薬品管理、安全教育 他

本技術研究会では、施設管理・安全衛生管理技術分野において技術発表の奨励を目的として、特に優れた口頭発表を行った発表者に授与する「優秀講演賞」を今回設けることとしました。
詳細はこちら

12.地域貢献・技術者養成活動分野

地域貢献、組織体系、業務管理、研修、技術伝承、人事交流、広報、文化財関連 他

情報交換会

日時
2019年3月7日(木) 19:00〜
会場
ソラリア西鉄ホテル福岡(ソラリアプラザビル 8F)
住所:福岡県福岡市中央区天神2-2-43
隣接するソラリアステージとお間違えのないようご注意ください。
アクセス:https://nnr-h.com/solaria/fukuoka/access/(ソラリア西鉄ホテルHP)
参加費
6,000円
その他
当日参加は受付できません。事前申込をお願いいたします。